初期設定からプロジェクト開始、実運用まで#

ここでは初期設定からプロジェクト開始、実運用までに頻出する設定、操作に関して抜粋しています。
※必ずしも全ての設定、操作が必要なわけではありません。
※リンク先公式ドキュメントのGitHub Enterpriseバージョンは最新版となっています。参照するバージョンを変更するにはAbout versions of GitHub Docsを参照してください。


初期設定#

GitHub Enterpriseが払い出された後に実施する設定をご紹介します。

アクセス元IP制御設定#

占有環境として払い出されたGitHub Enterprise ServerにアクセスできるIPアドレスを制限します。プラン固有設定のアクセス元IP制御設定の項をご参照ください。

2要素認証の要求#

GitHub Enterpriseでは2要素認証をご利用いただけます。ユーザー個人が設定要否を判断するのではなく、Organization単位・Enterprise単位で2要素認証の必須化を設定することが可能です。

2要素認証の要求 - Organization#

Organizationですべてのメンバーと外部コラボレーターに対して、GitHub Enterpriseで2要素認証を有効にすることを必須にできます。

2要素認証の要求 - Enterprise#

すべてのOrganizationに対して2要素認証の必須化を適用します。

ユーザーの招待#

GitHub Enterpriseにユーザーを招待します。

2要素認証設定#

ユーザーの認証方式をパスワード+ワンタイムパスワードの2要素認証に設定します。


プロジェクトの準備#

まず最初にOrganizationを作成します。リポジトリはOrganizationの中に作成します。Organizationについての説明は「About organizations」を参照してください。

Organizationの作成#

Organizationは組織を表します。リポジトリはOrganizationの配下に複数作成することができ、ユーザーを招待できます。

Organizationにユーザーを招待#

Organizationにプロジェクトに関係するユーザーを招待します。

リポジトリの作成#

リポジトリはプロジェクトで使用する各ファイルを格納する領域です。


プロジェクトが始まったら#

ソフトウエア開発の流れに沿って機能をご紹介します。
公式ドキュメントではCLIでのgitコマンドやWEBブラウザでの手順が示されていますが、統合開発環境(IDE)ではgitコマンドをサポートしている(GUIによるgitの操作ができる)場合があります。統合開発環境を用いたgitの操作方法についてはそれぞれのドキュメントを参照してください。

ソフトウエア開発の流れ

Issueの作成#

Issueは「課題」を意味します。システム開発においては例えば設計、プログラミング、バグ対応などの一つの作業に紐づけて作成します。作成したIssueの中では作業ですべきこと、アイデア、問題点などをメンバー間でコメントして情報を共有します。

ブランチの作成#

設計、開発においては本番環境にリリースされているソースコードを直接編集せず、開発用の領域としてブランチを作成します。
ブランチはデフォルトではmainブランチが用意されています。開発用のブランチはdevelopなどとします。

リポジトリのclone#

GitHub Enterprise上のリモートリポジトリをローカルにダウンロードすることをcloneといいます。通常はローカルでソースコードの編集を行います。

コミット#

編集したソースコードをリポジトリに登録します。

プッシュ#

ローカルリポジトリに登録した編集結果をリモートリポジトリに登録します。

プルリクエスト#

開発用ブランチでの作業内容をレビューするためにプルリクエストを作成します。

プルリクエストの承認#

プルリクエストでのレビューを必須と設定している場合、プルリクエストは権限を持つユーザーの承認を得る必要があります。

マージ#

プルリクエストが終わったブランチはマージすることができます。
例えばdevelopブランチで編集したソースコードのレビューを終え、mainブランチにそのソースコードをマージします。

ブランチの削除#

マージが済んだブランチを削除します。

gitコマンド全般#