origin#
ルールには少なくとも1つのoriginビヘイビアを記載する必要があり、最低でも以下の設定が必要です。
- オリジンサーバのFQDNまたはIPアドレス
- オリジンサーバにアクセスする際のHTTP Hostヘッダーに何を使用するか
- キャッシュキーに何を使用するか
- 配信FQDN
そのときのサンプルを示します。マッチ条件を1つ書く必要があるため、url-wildcard条件を使用しています。
{ "rules": [ { "matches": [ { "name": "url-wildcard", "value": "/*" } ], "behaviors": [ { "name": "origin", "value": "-", "params": { "digitalProperty": "test01-123abc.cdn-edge.cloud.global.fujitsu.com", "originDomain": "lb-001.loadbalancing-jp-east-1.cloud.global.fujitsu.com" "cacheKeyType": "origin", "cacheKeyValue": "-", "hostHeaderType": "digital_property", "hostHeaderValue": "-" } } ] } ] }
オリジンサーバのFQDN#
• originDomain - オリジンサーバのFQDNを指定します。IPアドレスも指定可能です。
例:
"originDomain": "lb-001.loadbalancing-jp-east-1.cloud.global.fujitsu.com"
HTTP Hostヘッダー#
オリジンサーバがマルチテナントの構成の場合、あるいはオリジンサーバがエッジサーバ経由のアクセスであることを識別したい場合に、オリジンサーバはHTTP Hostヘッダーを参照してアクセスの内容を識別することができます。
- hostHeaderType -下記の何れかが指定できます。
- digital_property - 配信FQDNをHostヘッダーに使用します(デフォルト動作)。
- origin - originDomainをHostヘッダーに使用します。
- fixed - 固定値をHostヘッダーに使用します。次のhostHeadeValueも指定する必要があります。
- hostHeaderValue - hostHeaderTypeがfixedのとき指定する必要があり、指定値がHostヘッダーとしてオリジンサーバに送信されます。"-"は値なしを示します。
キャッシュキー#
エッジサーバはキャッシュキーを参照してキャッシュ対象のオブジェクトを一意に識別します。オリジンサーバが応答するコンテンツが、送信されるHTTP Hostヘッダーによって変化する場合、オリジンサーバのFQDNをキャッシュキーとすると意図しないコンテンツがキャッシュされてしまうため、キャッシュキーを指定することができます。
- cacheKeyType –下記の何れかが指定できます。
- digital_property – オリジンサーバからのレスポンスがHTTP Hostヘッダーによって変化する場合、配信FQDNをキャッシュキーとすることができます。
- origin – オリジンサーバからのレスポンスがHTTP Hostヘッダーによって変化しない場合、オリジンサーバのFQDNをキャッシュキーとします(デフォルト動作)。
- fixed – originと似ていますが、オリジンサーバのFQDNが複数のお客様で共有される場合は、固定値を指定することができます。次のcacheKeyValueも指定する必要があります。
- cacheKeyValue – cacheKeyTypeがfixedのとき指定する必要があり、指定値がキャッシュキーとして使用されます。"-"は値なしを示します。
配信FQDN#
キャッシュキーで使用する配信FQDNです。
- digitalProperty –
CDNサービスが独自ドメイン又は付与ドメインをセットします。省略はせず、任意の値("-"または配信設定の取得で得られた値など)を指定してください。
例:"digitalProperty": "test01-123abc.cdn-edge.cloud.global.fujitsu.com"