オブジェクトストレージ

対象リージョン:東日本第3/西日本第3

格納するデータを、オブジェクト(コンテンツとメタデータからなる)単位で分割保存するオンラインストレージです。

オブジェクトストレージは、リージョン単位で用意されたエンドポイントに対し、コンテナ(バケット)の作成やオブジェクトの登録などの操作によって、データを格納できるサービスです。

本オブジェクトストレージは、以下の2種類のAPIを提供します。

  • Swift互換API

    従来のFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-Oで提供している機能であり、OpenStackのSwiftとの互換性を重視したAPIです。

    機能の詳細については「オブジェクトストレージ」を参照してください。

  • S3互換API

    Amazon S3との互換性を重視したAPIです。

    機能の詳細については「オブジェクトストレージ [S3互換]」を参照してください。

ヒント:
  • S3互換APIでは、Swift互換APIにおけるコンテナをバケットと呼びます。
  • Swift互換APIとS3互換APIの両方を利用できますが、一方のAPIを使用して他方のリソースを操作できません。 操作対象のリソースに応じたAPIを使用してください。

提供機能

2種類のAPIで提供する機能範囲は、以下のように異なります。

分類 機能 オブジェクトストレージ [Swift互換] オブジェクトストレージ [S3互換]
コンテナ/バケットに関する処理 作成 コンテナ(バケット)を作成
削除 空のコンテナ(バケット)を削除
管理 一覧 コンテナ(バケット)の一覧を表示
コンテナ(バケット)内のオブジェクトを一覧表示
コンテナ(バケット)内のオブジェクトのすべてのバージョンに関するメタデータを一覧表示
進行中のマルチパートアップロードの一覧を表示 -
アクセス権 バケットのアクセス権を表示 -
ACL コンテナ(バケット)のACLを表示
CORS バケットのCORS情報を設定 -
バケットのCORS情報を表示 -
バケットのCORS情報を削除 -
ポリシー バケットのポリシー情報を設定 -
バケットのポリシー情報を取得 -
バケットのポリシーを削除 -
バージョン管理 バケットのバージョニングを設定 -
バケットのバージョニング状態の情報を取得 -
オブジェクトに関する処理 登録 アップロード オブジェクトをコンテナ(バケット)にアップロード
コピー 既存のオブジェクトをコピー -
マルチパートアップロード マルチパートアップロードを開始してアップロードIDを取得 -
パート(分割データ)をアップロード -
パート(分割データ)のデータソースとして既存のオブジェクトからデータをコピー -
マルチパートアップロードの分割データ一を覧表示 -
分割データを結合し、マルチパートアップロードを完了 -
マルチパートアップロードの中止 -
ダウンロード オブジェクトをダウンロード
オブジェクトのメタデータを取得
削除 オブジェクトを削除
複数のオブジェクトを削除 -
管理 タグ オブジェクトにタグ情報を追加 -
オブジェクトのタグ情報を取得 -
オブジェクトのタグ情報を削除 -
ACL オブジェクトのACLを取得 -
プロジェクト/テナントに関する処理 作成 プロジェクト/テナントを作成 ◯ ※ ◯ ※
削除 プロジェクト/テナントを削除 - ◯ ※
管理 一覧 プロジェクト/テナントの一覧を表示 ◯ ※ ◯ ※
メタデータ アカウントのメタデータを取得 -
グループ・ユーザーに関する処理 作成 グループ・ユーザーを作成 ◯ ※ ◯ ※
削除 グループ・ユーザーを削除 ◯ ※ ◯ ※
管理 一覧 グループ・ユーザーの一覧を表示 ◯ ※ ◯ ※
整合性レベルに関する処理 設定 コンテナに対する整合性レベルの設定
表示 コンテナに設定した整合性レベルの表示

※[Swift互換]および[S3互換]のグループ・ユーザーの管理は異なります。

注:

オブジェクトストレージへの書込み操作は「結果整合性」です。

結果整合性の詳細については「結果整合性」を参照してください。