エラー時の対応
ここではスタック作成・更新・削除時にエラーが発生した場合の、対応方法を記述します。
発生する全てのエラーを網羅しているわけではありませんので、参考情報としてご利用ください。
リクエスト時のエラー
作成・更新・削除のリクエスト時にエラーが発生した場合は、レスポンスのステータスコード毎に対応します。
IaaSポータルのAPI実行画面から実行した場合、ステータスコードは以下のようにレスポンス欄に表示されます。
{
"Response":401,
"Header":{
"content-type": "text/plain",
"date": "Wed 13 Sep 2017 07:54:09 GMT",
"x-fcx-endpoint-request": "EXECUTED_REQ003200632_401",
"x-return": "Endpoint"
}
}
Authentication required
Status Code | Description |
---|---|
400 |
リクエストボディの内容に誤りがある可能性があります。 レスポンスボディ内にエラーが発生した箇所が記述されていることが多いため、確認して対応してください。 |
401 |
認証に関するエラーになります。 X-Auth-Tokenヘッダが指定されているか、指定されている場合は値(トークン)が正しいか確認してください。 トークンは発行後、一定時間で期限が切れますので注意してください。 |
404 |
リソースが見つからないエラーになります。 指定したURLが間違っている可能性がありますので、スタック名やID等の情報が間違えていないか確認してください。 |
409 |
リソースの重複エラーになります。 スタック名が既存のスタックと重複していないか確認してください。 |
500 |
内部エラーになります。 時間を置いて再度実施してください。 何度も発生する場合はヘルプデスクへお問い合わせください。 |
作成・更新・削除途中でのエラー
作成・更新・削除のリクエストが完了した後、正常に処理が完了しなかった場合はスタック情報から原因を特定し、対応します。
そのため、まずはAPIを使用してスタックの情報を取得します。取得方法については 「確認リクエスト手順」を参照してください。
レスポンス欄のBody>stack>stack_status_reasonを確認します。
IaaSポータルのAPI実行画面から実行した場合以下のようにレスポンス欄に表示されます。
stack_status_reason に記述された内容に基いて、対応を行うようにしてください。
以下は、原因としてよくあるケースになります。
-
作成、更新時
原因 対処 入力しているパラメータの値が、パラメータを利用している箇所の書式と合っていない テンプレートの内容を確認して修正してください。 リソースの作成上限に達している 機能説明書を参照して、制限値を確認して不要なリソースを削除してください。 存在しないリソースを参照している テンプレートの内容を確認して修正してください。 -
削除時
原因 対処 スタック管理外のリソースがスタック管理内のリソースに依存している。
(スタックで作成したネットワークに、手動で作成した仮想サーバを接続した等)
スタック管理外のリソースを先に削除するか、スタック管理内のリソースに依存しないように変更してください。 作成・更新中のリソースが存在ある。 完了後に再度実行してください。 存在しないリソースを参照している テンプレートの内容を確認して修正してください。
原因が不明の場合は、ヘルプデスクへお問い合わせください。