K5に配備した仮想サーバを、サーバ構築の効率化のために複製したいといった要求事項に対応するパターンです。
K5では、配備済の仮想サーバからサーバ複製用の仮想サーバイメージを作成したり、仮想サーバイメージを管理することが可能です。
CentOS、Red Hat Enterprise Linux と、 Windows を OSとする仮想サーバから、サーバ複製用のイメージを作成できます。
イメージを作成する前に、以下の準備をしてください。
事前準備 | 内容 |
---|---|
イメージ開発用仮想サーバ作成 | 必要なソフトのインストールとセットアップをしてください。 |
イメージ開発用仮想サーバの スナップショット取得 | イメージ開発用仮想サーバを停止後、スナップショットを取得してください。 |
イメージ採取用仮想サーバ作成 | スナップショットからイメージ採取用の仮想サーバを作成してください。 |
※イメージ採取用の仮想サーバは、この後の作業でサーバの設定が変わってしまうことから、
上記の準備のようにイメージ開発用の仮想サーバと分けることを推奨します。
イメージ採取用の仮想サーバに対して、以下の作業を実施してください。
(1) Linux の場合
write_net_rulesの無効化 及び /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules の削除をしてください。
上記ファイル内に記載されている以下の行を、コメントアウト(行頭に#を追加)してください。
(2) Windows の場合
Sysprepを実施してください。
Sysprepの詳細は機能説明書をご参照ください。
項目 | 設定値 | 内容 |
---|---|---|
$VOLUME_ID | (生成されたID) | イメージ作成の元とする仮想サーバにアタッチしているストレージID(ポータルで確認可能) |
項目 | 設定値 | 内容 |
---|---|---|
$NAME | "demo_vm04" | 新規に作成する仮想サーバのイメージ名 |
$CONTAINER_FORMAT | "bare" | 作成するイメージのコンテナー形式(bareを指定する) |
$DISK_FORMAT | "raw" | 作成するイメージのディスク形式(rawを指定する) |
$FORCE | "true" | "true" の場合、ストレージが仮想サーバにアタッチしていてもイメージを作成する。 "false" の場合、ストレージが仮想サーバにアタッチしているとイメージを作成しない。 |
項目 | 設定値 | 内容 |
---|---|---|
$VOLUME_ID | (生成されたID) | イメージ作成の元とする仮想サーバにアタッチしているストレージID(ポータルで確認可能) |
本パターンを利用して、仮想サーバのイメージを作成した場合のメリット・効果は以下の通りです。
特にありません。