FUJITSU Cloud Service for OSS(以下FJCS for OSS)に配備した仮想サーバを、サーバ構築の効率化のために複製したいといった要求事項に対応するパターンです。
FJCS for OSSでは、配備済の仮想サーバからサーバ複製用の仮想サーバイメージを作成したり、仮想サーバイメージを管理することが可能です。
CentOS、Red Hat Enterprise Linux と、 Windows を OSとする仮想サーバから、サーバ複製用のイメージを作成できます。
クローニングの元となる仮想サーバは、この後実装サンプル手順2.の作業を行なうとサーバの設定が変わってしまいます。
そのため、業務で利用している仮想サーバ(イメージ開発用仮想サーバと定義)をクローニングする場合は、
以下のようにイメージ採取用の仮想サーバを別途作成し、その仮想サーバに対して操作をすることを推奨します。
事前準備 | 内容 |
---|---|
イメージ開発用仮想サーバの スナップショット取得 | イメージ開発用仮想サーバを停止後、スナップショットを取得してください。 |
イメージ採取用仮想サーバ作成 | スナップショットからイメージ採取用の仮想サーバを作成してください。 |
イメージ採取用の仮想サーバに対して、以下の作業を実施してください。
(1) Linux の場合
■REHL6.x系の場合
write_net_rulesの無効化 及び /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules の削除をしてください。
/lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rulesに記載されている
以下の行を、コメントアウト(行頭に#を追加)してください。
以下のコマンドを実行してください。
■REHL7.x系の場合
上記ファイルが存在しないため対応不要です。
(2) Windows の場合
Sysprepを実施してください。
Sysprepの詳細は機能説明書をご参照ください。
1.FJCS for OSSポータルにログインし、IaaSポータルを選択します。
2.メニューから「コンピュート」⇒「仮想サーバ」を選択します。
3.イメージ作成対象の仮想サーバの「アクション」メニューから「イメージ作成」をクリックします。
※仮想サーバが停止状態でない場合は「アクション」に表示されません。
※停止してない場合は、同「アクション」メニューから「停止」クリックする等して停止してください。
4.「仮想サーバイメージ作成」画面にて「イメージ名」「対象ボリューム」を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
5.メニューから「コンピュート」⇒「イメージ」を選択します。
6.作成した仮想サーバイメージの状態に「active」が表示されたら、イメージ作成完了です。
作成したイメージから、仮想サーバを作成します。
※実装手順は インターネット接続パターンの仮想サーバ作成例 を参照してください。
本パターンを利用して、仮想サーバのイメージを作成した場合のメリット・効果は以下の通りです。