K5では、仮想サーバを構築後、仮想サーバを停止("SHUTOFF")している状態でもコストが発生します。
本パターンは、この停止中の仮想サーバにかかるコストを抑制したいといった要求事項に対応します。
K5では、仮想サーバを停止させる際に運用コストを下げるための機能として、
"仮想サーバの解放" という機能が提供されています。
仮想サーバを構築した後に、
必要に応じて仮想サーバを起動したり停止したりする運用を行っている場合、
停止中の仮想サーバに"仮想サーバの解放" を行うとコストを抑制可能となります。
具体的には、仮想サーバの解放処理を行うと、仮想サーバに対して以下の処理が行われます。
また、解放状態の仮想サーバに対して、"仮想サーバの復元" という機能で復元処理を行うと、
仮想サーバに CPU および メモリ資源が
再度 割り当てられて 仮想サーバが起動します。
(1) 仮想サーバの状態確認
ポータルで「コンピュート」⇒「仮想サーバ」と選択し、仮想サーバの状態を確認します。
状態が 起動状態("ACTIVE") または 停止状態 ("SHUTOFF") であれば、仮想サーバを解放することが可能です。
(2) 仮想サーバの解放
解放する仮想サーバの「アクション」メニューから「解放」を選択します。
起動状態または停止状態の仮想サーバが解放されます。
(3) 仮想サーバの状態確認
仮想サーバの状態を確認します。
手順は (1) と同じです。
仮想サーバの状態が解放状態 ("SHELVED_OFFLOADED") に遷移したら、解放完了です。
(1) 仮想サーバの状態確認
ポータルで「コンピュート」⇒「仮想サーバ」と選択し、仮想サーバの状態を確認します。
仮想サーバの状態が解放状態 ("SHELVED_OFFLOADED") であることを確認します。
(2) 仮想サーバの復元
解放状態の仮想サーバの「アクション」メニューから「復元」を選択します。
仮想サーバの復元処理を行います。
(3) 仮想サーバの状態確認
仮想サーバの状態を確認します。
手順は (1) と同じです。
仮想サーバの状態が起動状態 ("ACTIVE") に遷移したら、解放完了です。
仮想サーバの解放/復元 パターンを利用した場合のメリット・効果は以下の通りです。
仮想サーバを復元すると、仮想サーバは起動状態 ("ACTIVE") となります。