以下のように、K5でロードバランサーを使用している際に、トラブルや保守など何らかの要件で、
負荷分散対象の仮想サーバが出力するページではなく別のページを表示したい、
といった要求事項に対応するパターンです。
一般に 負荷分散構成 では、負荷分散対象の仮想サーバの 処理能力 を超えたアクセス等により、すべての仮想サーバで
無応答 や 異常 になる可能性があります。K5では、このように ロードバランサー から 仮想サーバ にアクセスできない場合に、
別の URL へリダイレクトする機能が用意されています。
この機能は、仮想サーバに搭載している アプリケーションの保守 等のタイミングで、一時的に、ロードバランサーから すべての
仮想サーバへのアクセスを停止する際に、"現在サービスメンテナンス中" である等何らか画面を表示したいといった用途にも
使用できます。
以下では、すべての仮想サーバにアクセスできない場合に リダイレクト するイメージ図と、ロードバランサー での リダイレクト の
設定について記載します。
すべての仮想サーバにアクセスできない場合にリダイレクトする手順は、 外部負荷分散構成 の以下の手順を参照してください。
SorryPageパターンを利用した場合のメリット・効果は以下の通りです。
サーバにアクセスできない時にアクセス先のサーバを切り替えるパターンとして、
ロードバランサーとは別に、DNS のフェイルオーバ機能を用いるパターンもあります。
DNS フェイルオーバを用いると、ロードバランサーを用いないシステムで、
仮想サーバが停止した際に別の仮想サーバに切り替えることができます。
ただし、ロードバランサーに対しては、DNS フェイルオーバの設定はできません。
その他、DNS のフェイルオーバについては、機能説明書を参照してください。