大量にあるWebコンテンツ、あるいは大容量のコンテンツを、負荷分散等の設定を施すことなく、
簡単に公開したいといった要求事項に対応するパターンです。
K5のオブジェクトストレージ機能を用います。
内容が動的に変化しないコンテンツであれば、サイズが大きいコンテンツや、多数のコンテンツを、
信頼性の高いオブジェクトストレージに搭載し、そのままWebで公開することが可能です。
以下では、K5ポータルよりコンテナ (=コンテンツを搭載する器) を作成する操作と、 コンテナへコンテンツを搭載する操作について記載します。
(1) コンテナ一覧画面の表示
(2) コンテナの作成
項目 | 必須 | 設定値 | 内容 |
---|---|---|---|
コンテナ名 | 必須 | (コンテナの名前) | コンテナの名前 |
X-Container-Read | 任意 | .r:* | リード権限のアクセスポリシー(ACL)設定 "r:*":すべてのアクセス元のドメインに対して Read の ACL に許可を設定 |
X-Container-Write | 任意 | ライト権限のアクセスポリシー(ACL)設定 適宜設定してください。 | |
X-Versions-Location | 任意 | バージョニング管理用コンテナの名前 適宜設定してください。 | |
コンテナメタデータ | 任意 | コンテナメタデータに設定するキーおよび値 適宜設定してください。 | |
X-Container-Meta-Access-Control-Allow-Origin | 任意 | * | “*”(初期値) (注)変更した場合はポータルからファイルのアップロード及びダウンロードが利用できません。 |
X-Container-Meta-Access-Control-Max-Age | 任意 | 3628800 | (初期値) |
※各項目の詳細については『API リファレンス(Foundation Service 編)』を参照してください。
(1) コンテナ詳細画面よりオブジェクト一覧情報の表示
(2) オブジェクトの作成
項目 | 必須 | 設定値 | 内容 |
---|---|---|---|
オブジェクト名 | 必須 | (オブジェクトの名前) | オブジェクトの名前 |
ファイル | 任意 | 登録するファイル ファイルサイズの最大制限は1GB ※1GB を超える場合は、ラージオブジェクトの設定が必要になります。 ※ファイル分割は利用者により実施してください。 | |
X-Detect-Content-Type | 任意 | オブジェクトのMIME タイプの自動および手動設定 適宜設定してください。 | |
Content-Type | 任意 | オブジェクトのMIME タイプ設定 適宜設定してください。 | |
X-Copy-From コンテナ | 任意 | 複製元オブジェクトのコンテナ名 適宜設定してください。 | |
X-Copy-From オブジェクト | 任意 | 複製元オブジェクト名 適宜設定してください。 | |
ETag | 任意 | オブジェクトのMD5 チェックサムの設定 適宜設定してください。 | |
Content-Disposition | 任意 | ブラウザの振る舞いの設定 適宜設定してください。 | |
削除予定日時(UTC) | 任意 | オブジェクトが削除される予定日時をUTC 形式での指定 適宜設定してください。 | |
ラージオブジェクト | 任意 | (設定無し) | ラージオブジェクトに関する設定 設定方法は以下の三種類 設定無し:ラージオブジェクトとして扱わない場合の設定 X-Object-Manifest:動的ラージオブジェクトの設定 コンテナ名/オブジェクト名を設定します。 multipart-manifest:静的ラージオブジェクトの設定 JSON 形式にて設定します。 適宜設定してください。 |
オブジェクトメタデータ | 任意 | オブジェクトメタデータに設定するキーおよび値 適宜設定してください。 |
※各項目の詳細については『API リファレンス(Foundation Service 編)』を参照してください。
(3) オブジェクト詳細画面の確認
(1) オブジェクトの削除
(2) コンテナの削除
オブジェクトストレージをWebコンテンツ格納に利用した場合のメリット・効果は以下の通りです。
※オブジェクト参照/再アップロード/メタデータ編集操作を行いたい場合はchrome ブラウザをご利用ください。
特にありません。