Microsoft製品利用時の注意事項
対象リージョン:全リージョン
Microsoft製品利用時の注意事項について説明します。
ストレージの新規追加・削除の事前準備
スタンダードサービスの仮想サーバ(Windows)にブロックストレージをアタッチまたはデタッチする場合、以下の手順に従ってSANポリシーを確認・変更してください。SANポリシーが「すべてオンライン」ではない状態でブロックストレージのアタッチ・デタッチを実施した場合、仮想サーバの再起動後にストレージが正常に認識されないことがあります。
-
管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
-
「DISKPART」と入力し、Enterキーを押します。
-
「san」と入力し、Enterキーを押します。
-
「SAN ポリシー:すべてオンライン」と表示された場合
SANポリシーの変更は不要です。手順6を実施してコマンドプロンプトを終了してください。
-
「SAN ポリシー:オフライン共有」と表示された場合
手順4以降を実施してSANポリシーを変更してください。
-
-
「san policy=OnlineAll」と入力し、Enterキーを押します。
-
「san」と入力し、Enterキーを押します。
「SAN ポリシー:すべてオンライン」に変更されたことを確認してください。
-
「exit」と入力し、Enterキーを押します。
DISKPARTが終了します。
- コマンドプロンプトを終了します。
お客様で動作確認が必要な機能
FJcloud-Oでは動作検証していないため、お客様の責任で検証・導入の判断が必要です。
Windows Server OSにおいて、以下のサーバーの役割が該当します。
- Active Directory Rights Management サービス
- DHCPサーバー
- Windows 展開サービス
-
リモート アクセス
- DirectAccess および VPN(RAS)
- ルーティング
Windows Server OSにおいて、以下の機能が該当します。
- BitLocker ドライブ暗号化
- iSNSサーバー サービス
- ピア名解決プロトコル
- マルチパス I/O
- SNMP サービス
- WINS サーバー
- ワイヤレス LAN サービス
- Windows Server Failover Clustering
使用できない機能
Windows Server OSにおいて、以下の機能は使用できません。
- Hyper-V
- ネットワーク負荷分散
-
Windows OSの仮想サーバにおいて、DVDからの起動ができないため、Windows Server Backupによるシステムリストア(ベアメタル回復)機能は使用できません。
-
Windows OSの仮想サーバに対して、NMI(Non-maskable Interrupt)は実行できません。
-
Microsoft SQL Serverは、ライセンス条件によりインストーラ等の提供ができません。
このため、インストール媒体を利用したインスタンスの追加/再構築、インスタンス名の変更などは実施できません。
別途お客様にてMicrosoftのライセンスモビリティを使用することで対応可能となります。
Microsoftのライセンスモビリティを使用してMicrosoft SQL Serverを持ち込む場合は、 「Microsoft製品持込時の注意事項」を参照してください。