プロジェクト管理
対象リージョン:全リージョン
契約内で利用する仮想リソースを、プロジェクトという単位で分割して管理します。会社内の組織または部門で使用する仮想システムを、明確に分けて管理したい場合などに利用します。
プロジェクト内の仮想リソースを、特定のユーザーおよびグループから利用させたい場合、そのユーザーおよびグループをプロジェクトに所属させることで制御できます。
全体管理者のロールを持たないユーザーは、所属するプロジェクト内のリソースだけ操作できます。ロールとプロジェクトを組み合わせることにより、他プロジェクトの仮想システムの運用操作はさせない、といった制御ができます。
注:
プロジェクトを管理するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 全体管理者のロールを持つユーザーを使用します。
- 管理したいプロジェクトが所属するリージョンの、リージョナル利用者管理で認証処理を行い、リージョナルトークンを取得します。
- プロジェクトの管理操作はリージョナルトークンを用いて、リージョナル利用者管理を使用します。
デフォルトプロジェクト
FJcloudポータルからユーザーを作成する際、契約者ユーザーのデフォルトプロジェクトが作成済みユーザーに設定されます。ユーザーに設定されたデフォルトプロジェクトは変更できません。
デフォルトプロジェクトの情報は利用中のリージョンすべてで同期され、各リージョンで利用できます。
注:
デフォルトプロジェクト自体の情報はリージョン間で同期されますが、そこに属する仮想リソースは、それぞれのリージョナルサービスを利用して操作してください。
プロジェクトの作成
ドメイン内にプロジェクトを作成します。設定可能な項目は以下のとおりです。
項目 | 説明 | 必須 |
---|---|---|
プロジェクト名 |
プロジェクトの名称を指定する 注: プロジェクト名は、リージョン内で一意である必要があります。
|
◯ |
プロジェクトの説明 | プロジェクトの説明を指定する |
プロジェクトの変更
既存のプロジェクトの設定内容を変更します。変更可能な項目は以下のとおりです。
項目 | 説明 | 必須 |
---|---|---|
プロジェクト名 |
プロジェクトの名称を指定する 注: プロジェクト名は、リージョン内で一意である必要があります。
|
◯ |
プロジェクトの説明 | プロジェクトの説明を指定する |
プロジェクトの無効化
既存のプロジェクトが不要になった場合、削除ができないためプロジェクトを無効化します。ただし、デフォルトプロジェクトは無効化できません。
重要: プロジェクトを無効化しても、配下の仮想リソースは自動的には返却されず、仮想サーバ、グローバルIPアドレス、仮想ルータ、ファイアーウォールなどの稼働状態も維持されたままとなります。仮想リソースも不要の場合は、プロジェクトを無効化する前にすべて返却してください。