仮想サーバインポート(仮想環境間移行)とは

お客様のオンプレミス仮想環境で動作している仮想サーバを、 IaaSへ移行する機能です。お客様で採取していただいたイメージファイルを、IaaSで利用可能なイメージファイルとして登録する機能を提供します。

本機能の利用イメージを以下に示します。

図: 仮想サーバインポートの利用イメージ



サポートする移行元仮想環境

サポートする移行元仮想環境の一覧を以下に示します。

表 1. 移行元仮想環境一覧
仮想環境 製品およびバージョン
VMware
  • ESX/ESXi 6.0 5.5 5.1 5.0
  • vCenter Server 6.0 5.5 5.1 5.0
FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator※
  • ServerView Resource Orchestrator v3.1 v3.2

※ハイパーバイザがVMwareの場合だけを対象とする

注: どちらの仮想環境においても、BIOS起動が対象です。UEFI起動は対象外です。

インポート可能な移行元ゲストOS

インポート可能な移行元ゲストOSの一覧を以下に示します。

注: アプライアンス製品はサポート対象外です。
表 2. 移行元ゲストOS一覧
OS種別 対象OS
Windows
  • Windows 2008 R2 SE 64bit (日本語版、英語版)
  • Windows 2008 R2 EE 64bit (日本語版、英語版)
  • Windows 2012 SE 64bit (日本語版、英語版)
  • Windows 2012 R2 SE 64bit (日本語版、英語版)
  • Windows 2016 SE 64bit (日本語版、英語版)
  • Windows 2008 R2 SE / SQL Server 2008 R2 SE 64bit (日本語版)
  • Windows 2008 R2 SE / SQL Server 2008 R2 EE 64bit (日本語版)
  • Windows 2012 SE / SQL Server 2012 SE 64bit (日本語版)
  • Windows 2012 SE / SQL Server 2012 EE 64bit (日本語版)
  • Windows 2012 R2 SE / SQL Server 2012 SE 64bit (日本語版)
  • Windows 2012 R2 SE / SQL Server 2012 EE 64bit (日本語版)
  • Windows 2012 R2 SE / SQL Server 2014 SE 64bit (日本語版)
  • Windows 2012 R2 SE / SQL Server 2014 EE 64bit (日本語版)
  • Windows 2016 SE / SQL Server 2016 SE 64bit (日本語版)
Linux
  • CentOS 6.5, 6.6, 6.7, 6.8 64bit
  • CentOS 7.1, 7.2, 7.3, 7.5 64bit
  • RHEL6 64bit
  • RHEL7 64bit
  • Ubuntu 14.04, 16.04, 18.04 LTS 64bit

移行元仮想サーバ構成の制約

  • ディスク構成

    インポートできるのは、起動ディスクとなっているシステムストレージだけです。

    また、以下の条件に一致するものがある場合は、未サポートです。

    • ダイナミックディスク(OS種別がWindowsの場合)
    • NTFS/FAT32以外のフォーマット(OS種別がWindowsの場合)
    • BitLockerで暗号化されたディスク(OS種別がWindowsの場合)
    • Windowsフォルダーを 、デフォルトの"\Windows" から変更した(OS種別がWindowsの場合)
    • ボリュームの "NODEFAULTDRIVELETTER" 属性が有効(OS種別がWindowsの場合)
    • GPT形式のディスク
    • マルチブート環境
  • ネットワークインターフェース

    ネットワークインターフェースを1つ定義している必要があります。

  • 仮想サーバ名

    SQL Serverが同梱されたイメージをインポートした仮想サーバイメージから仮想サーバを作成する場合は、移行元と同じ仮想サーバ名を設定してください。

    移行元と異なる名前で仮想サーバを作成すると、SQL Server Reporting Servicesが利用できなくなります。

    ヒント:

    移行元と異なる名前で仮想サーバを作成した場合のSQL Server Reporting Servicesの利用方法

    レポートサーバの接続先DBサーバ名を、仮想サーバ名に合わせて変更してください。なお、レポートサーバの設定変更にはReporting Services構成マネージャーを使用してください。

    Reporting Services構成マネージャーの操作方法については、Microsoft社のSQL Serverのリファレンスマニュアルを参照してください。

  • Sysprep

    仮想サーバを複製する場合は、移行元仮想環境またはインポート後の仮想サーバでSysprepを実施してください(OS種別がWindowsの場合)。Sysprepや応答ファイルの使用方法については、Microsoft社のテクニカルサポートをご参照ください。

    注:

    Sysprepコマンドを実行し、OS起動時にSysprepが実施されるイメージをインポートする場合は、以下の点にご注意ください。

    • SysprepはOOBE (Out-of-Box Experience) モードを使用した一般化設定のみご利用ください。その際に、応答ファイルを用意してください。
    • 上記以外の場合は初回起動時にシステムウィザード画面になり、この時点ではリモートデスクトップ接続ができないため、システムウィザードの操作ができません。
    • インポートしたイメージを使用して仮想サーバを作成する場合、以下の項目は応答ファイルで設定したものは適用されません。

      • Administratorパスワード:IaaSポータルまたはAPIにて指定したものになります
      • マシン名:システムで設定されているものになります

ライセンスの取扱い

インポートしたOS種別ごとのライセンスの取扱いを以下に示します。

表 3. インポートしたOS種別ごとのライセンスの取扱い
インポートしたOS種別 ライセンスの取扱い
Windows

Windowsのライセンスは、仮想サーバを配備する際にSPLAライセンスへ自動的に変更されます。Windowsに同梱されているSQL Serverのライセンスについても同様です。

仮想サーバの配備後にKMS認証を実施してください。

Linux
  • Red Hat Enterprise Linux

    インポート前にCloud Accessの利用登録が必要です。インポートしたイメージから作成した仮想サーバに対して、Red Hat社または富士通から購入したサブスクリプションを割り当てて使用します。IaaSではOS料金は発生しません。なお、毎月、お客様の「法人名」、「メールアドレス」および「インポートしたRHELイメージから作成した仮想サーバの数」が、Red Hat社に報告されます。Cloud Accessについては以下を参照してください。

    https://www.redhat.com/en/technologies/cloud-computing/cloud-access

    注:
    • 共通ネットワークサービスで提供されるRHUIは使用できません。RHUI Agentをインストールしないでください。
    • IaaSのソフトウェアサポートサービスを受けることはできません。OSに対するサポートサービスはサブスクリプション購入先から提供されます。
    • Cloud Accessの利用登録を解除する場合は、Red Hat社にお問い合わせください。
  • CentOS

    ライセンスは不要です。

  • Ubuntu

    ライセンスは不要です。

ヒント:

Cloud Accessの利用登録時は以下の情報を指定します。

表 4. Cloud Access利用登録時の指定内容
Cloud Provider FUJITSU Cloud Service for OSS
Cloud Provider Account Number FUJITSU Cloud Service for OSSの契約番号
Product Name 移行対象のRHELで使用するサブスクリプションの名前
Quantity 移行対象のRHELで使用するサブスクリプションの種別数(≠割当て数)

利用方法

移行元仮想サーバのイメージをIaaS上へインポートするために、以下の作業を実施します。

図: 仮想サーバインポート利用の流れ