第2章 利用手順
本章では、本サービスを利用する手順について説明します。
セルフホストランナー上でGitHub Actionsのワークフロー処理を実行する手順を以下に示します。
Runner追加
GitHub Enterpriseのリポジトリ、Organization、あるいはEnterpriseで利用するRunnerをセルフホストランナーに追加するにはヘルプデスクまでお問い合わせください。設定内容を記入する設定シートをヘルプデスクから送付いたします。ワークフローを実行するには1つ以上のRunnerをセルフホストランナーに追加する必要があります。追加したRunnerにカスタムラベルを割り当てることで、特定のRunnerで実行されるワークフローを作成することもできます。
ワークフロー作成
ワークフローはセルフホストランナー上にセットアップされているコンテナ内で実行します。このため、ワークフローの実行環境となるコンテナイメージを準備し、そのコンテナイメージを利用してワークフローが実行されるようにワークフローを定義します。
ワークフロー実行環境となるコンテナイメージの準備
アプリケーションの開発言語に応じたコンパイラ・インタプリタ、テスト自動化ツール、デプロイ支援ツールなど、ワークフローの実行に必要なツールがセットアップされたコンテナイメージを準備します。コンテナイメージはDocker Hubなどで公開されているものをそのまま利用したり、公開されているコンテナイメージをベースにしてワークフローの実行に必要なツールを追加したイメージを作成することができます。
公開されているコンテナイメージをベースにしてワークフローの実行に必要なツールを追加したイメージを作成するにはワークフロー実行環境の作成例を参照してください。
ワークフロー定義
GitHub Actionsで実行するワークフローを作成します。ワークフローを作成する際にはワークフローの作成例を参照してください。
注意事項
- セルフホストランナーでワークフローを実行する場合は、ワークフロー定義内で必ず jobs.
.container 構文を使用して、ワークフロー実行環境となるコンテナイメージの準備で準備したコンテナイメージを利用してワークフロー処理が実行されるように定義してください。構文の詳細はRunning jobs in a containerをご参照ください。 - セルフホストランナー内にキャッシュされているコンテナイメージは定期的にクリアされます。
- セルフホストランナーからインターネットへの通信はHTTPS通信およびHTTP通信のみが利用可能です。
ワークフロー実行
ワークフロー定義で指定したトリガーを発生させることでワークフローが実行されます。ワークフローを手動で実行することもできます。
ワークフロー実行結果の確認
ワークフローが正しく実行されたかを必ず確認します。
Runner削除
不要になったRunnerをセルフホストランナーから削除するには、ヘルプデスクまでお問い合わせください。設定内容を記入する設定シートをヘルプデスクから送付いたします。
注意事項
GitHub EnterpriseのWeb UIからRunnerを削除しないでください。