仮想/物理マシン上にデータベースを導入するよりも容易にデータベースを利用したい、 データベースの構築/運用工数も削減したいといった要求事項に対応するパターンです。
K5では、RDB環境を提供するデータベースサービスがあります。
クラウドベースのリレーショナルデータベースのセットアップ、運用(スケーリング、バックアップなど)を容易に実行できるサービスです。
物理的に分かれた環境間でのアクティブ / スタンバイ構成、クラウドストレージへのバックアップ自動化により、お客様の運用負担を軽減します。
Webサーバ1台と、データベースサービスで主系1台のもっともシンプルな構成例です。
以下を導入/設定します。
(1) Webサーバ
接続先 | ポート | 方向 |
---|---|---|
SG_DB | データベースのポート番号 | 送信 |
(2) データベースサービス
接続先 | ポート | 方向 |
---|---|---|
SG_Web | データベースのポート番号 | 受信 |
SG_DB | データベースのポート番号 | 送信 |
SG_DB | データベースのポート番号 | 受信 |
なお、クライアントツールの導入や、データベース仮想サーバの作成、設定の詳細については、「データベースサービスユーザーズガイド」を参照してください。
Webサーバ複数台とロードバランサーサービス利用、データベースサービスはアクティブ/スタンバイ構成とした信頼性の高い構成例です。
以下を導入/設定します。
(1) マルチAZ接続
「マルチAZ接続パターン」を参照してください。
(2) ロードバランサーサービス
「外部負荷分散構成」「マルチAZ負荷分散構成」を参照してください。
(3) Webサーバ
上記のシンプルな構成と同じです。上記を参照してください。
(4) データベースサービス
データベース仮想サーバを作成する際に、以下のオプションを設定することで、信頼性の高い構成とすることが可能です。
オプション | 設定 | 備考 |
---|---|---|
マルチDBオプション | 有効/無効 | 有効にするとアクティブ/スタンバイ構成となります。 |
マルチAZオプション | 有効/無効 | 有効にするとマルチAZでアクティブ/スタンバイ構成となります。マルチDBオプション有効が必須です。 |
自動バックアップ設定 | バックアップを行う時間帯、 バックアップ保持期間 | 自動バックアップを設定すると、日次でのデータベース仮想サーバのデータ、設定ファイルのフルバックアップが行われます。 |
その他、セキュリティグループについては上記のシンプルな構成と同じです。上記を参照してください。
クライアントツールの導入や、データベース仮想サーバの作成、設定の詳細については、「データベースサービスユーザーズガイド」を参照してください。
RDB環境を提供するデータベースサービスを利用した場合のメリット・効果は以下の通りです。
特にありません。