DBパラメーターグループ

対象リージョン:東日本第1/第2、西日本第1/第2

DBパラメーターグループとは、データベース仮想サーバの作成時にデータベースエンジンに対して、各種パラメーターを設定する機能です。

指定可能なパラメーターは利用するデータベースエンジンとバージョンに依存するため、DBパラメーターグループを作成したあと、その配下に作成されるパラメーター群を変更して、チューニングします。

DBパラメーターグループの作成

以下のパラメーターを指定して、DBパラメーターグループを作成します。

表 1. DBパラメーターグループの作成 指定可能項目一覧
項目 説明 必須
パラメーターグループファミリー

データベースエンジンとバージョンで決定されるパラメーターグループの種類を指定する。

以下の値が指定可能

  • enterprisepostgres_v9.6
  • symfoware_v12.1
DBパラメーターグループID

DBパラメーターグループのIDを指定する。省略するとランダムな文字列が設定されます。

指定可能な文字については以下の仕様となる

  • 英数字およびハイフンを使用する
  • 先頭文字は英字とする
  • ハイフンは文字列の末尾に使用できない
  • ハイフンは2つ以上連続して使用できない
  • 1文字以上63文字以内で入力する
 
DBパラメーターグループ名

DBパラメーターグループを識別するための名称を指定する。

指定可能な文字については以下の仕様となる

  • 英数字およびハイフンを使用する
  • 先頭文字は英字とする
  • ハイフンは文字列の末尾に使用できない
  • ハイフンは2つ以上連続して使用できない
  • 1文字以上255文字以内で入力する
説明 DBパラメーターグループの説明文を指定する  

DBパラメーターグループの一覧取得

プロジェクト内のDBパラメーターグループの一覧を取得します。

DBパラメーターグループの情報参照

プロジェクト内のDBパラメーターグループのIDを指定して、DBパラメーターグループの詳細情報を参照します。データベースに指定可能なパラメーターについては、以下の項目形式で参照します。

表 2. 参照可能な個々のパラメーター項目
項目 説明
パラメーター名 指定可能なパラメーター名を参照する
パラメーター値 パラメーター名に対応する現在の設定値を参照する
パラメーター値の範囲 パラメーター値のとりうる範囲を参照する
パラメーターの適用方法

パラメーター値が適用されるタイミングを参照する。

タイミングには以下の種類がある

  • immediate:即時適用
  • reboot:データベース仮想サーバの再起動時に適用
パラメーターのデータ型 パラメーター値のデータ型(例:Integer、String)を参照する
説明 パラメーターの説明を参照する
変更可能フラグ

パラメーター値が変更可能かを参照する。

「FALSE」となっているものは変更できない

パラメーターがサポートされた最初のバージョン パラメーターグループファミリーにおいて、そのパラメーターがサポートされた最も古いバージョンが何かを参照する
デフォルト値のソース

デフォルトの値がどこから設定されているかを参照する

  • engine:データベースエンジンから提供されたデフォルト値
  • system:IaaSシステムとして設定されたデフォルト値

DBパラメーター値の変更

データベースに設定するパラメーター値を変更するには、変更したいパラメーターをDBパラメーターグループに設定して、DBパラメーターグループ情報を変更します。個々のパラメーターだけ指定して変更することはできません。

一度のリクエストで変更可能なパラメーターは最大20個です。

表 3. 個々のパラメーターに対して変更可能な項目
項目 説明
パラメーター名 値を変更したいパラメーターを指定する。DBパラメーターグループの情報参照で指定した「パラメーター名」を指定する
パラメーター値 変更したいパラメーター値を指定する。DBパラメーターグループの情報参照で指定した「パラメーター範囲」内の値を指定する
パラメーターの適用方法

パラメーター値が適用されるタイミングを指定する。

タイミングには以下の種類がある

  • immediate:即時適用
  • pending-reboot:データベース仮想サーバの再起動時に適用

DBパラメーターグループの削除

プロジェクト内のDBパラメーターグループのIDを指定して、不要となったDBパラメーターグループを削除します。