スナップショット機能

対象リージョン:東日本第1/第2、西日本第1/第2

利用中のブロックストレージに対して、スナップショットを作成します。システムストレージまたは増設ストレージのどちらでも利用できます。

以下の機能を提供します。

スナップショットの取得

仮想サーバで利用中のブロックストレージに対するスナップショットを取得します。仮想サーバが稼働中または停止中のどちらの状態でも取得できます。

取得したスナップショットは、ブロックストレージのリストアや複製に利用できます。ただし、システムストレージの複製に利用する場合は、以下の手順の実施後にスナップショットを取得してください。

  • OS種別がLinuxのシステムストレージの場合

    以下のネットワーク設定の削除手順に従ってネットワーク設定を削除してください。

    なお、該当のネットワーク設定が残ったままの状態でスナップショットを取得した場合、そのスナップショットから作成された仮想サーバとはネットワーク通信できません。その場合は、作成した仮想サーバを削除し、以下の手順の実施後に取得したスナップショットから再度仮想サーバを作成してください。

    対象OS
    • CentOS 6.x(xは数字)
    • Red Hat Enterprise Linux 6.x(xは数字)
    その他、以下をOSとする仮想サーバイメージを作成する場合は、該当するネットワーク設定が存在しないため対処不要です。
    • CentOS 7.x(xは数字)
    • CentOS 8.x(xは数字)
    • Red Hat Enterprise Linux 7.x(xは数字)
    • Red Hat Enterprise Linux 8.x(xは数字)
    • Rocky Linux 8.x(xは数字)
    • Ubuntu
    • Red Hat OpenShift Container Platform 3.x(xは数字)
    • Red Hat OpenShift Container Platform 4.x(xは数字)

    ネットワーク設定の削除手順

    1. write_net_rulesの無効化

      /lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules

      上記ファイル内に記載されている以下の行を、コメントアウト(行頭に#を追加)します。

      DRIVERS=="?*", IMPORT{program}="write_net_rules"
    2. /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesの削除

      rm -f /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
  • OS種別がWindowsのシステムストレージの場合

    Windows OSのSysprep手順を実施してください。

    なお、Sysprep手順の実施後に取得したスナップショットを、配備済みの仮想サーバのシステムストレージにリストアしないでください。仮想サーバとネットワーク通信ができなくなったり、OSの設定が初期化されたりする可能性があります。その場合は、リストア用のSysprep実施前に取得していたスナップショットをリストアすることで、仮想サーバを復旧できます。

注: 仮想サーバが稼働状態で取得したスナップショットを再利用した場合の動作は保証できません。確実な動作を期待するバックアップデータとしたい場合は、仮想サーバが停止状態のときに取得するようにしてください。仮想サーバの稼働中に取得すると、スナップショットにメモリキャッシュ上にあるディスク書き込み待ちのデータが含まれないなどの原因で、データの不整合が発生する場合があります。

スナップショットの削除

不要になった取得済みスナップショットデータを、指定して削除します。

スナップショットからのリストア

スナップショットを取得元のブロックストレージにリストアできます。

スナップショットからの複製

ブロックストレージの新規作成時にスナップショットを指定することで、スナップショットの取得元ブロックストレージを複製できます。

注:
  • システムストレージとして再利用する場合は、スナップショットの取得元ブロックストレージがブート可能である必要があります。
  • スナップショットからの複製でブロックストレージを作成する場合、ストレージタイプは選択できません。