仮想サーバ for SAPバックアップイメージの管理

対象リージョン:東日本第1、西日本第2

既存の仮想サーバ for SAPからバックアップイメージを作成します。また、作成済みのバックアップイメージを削除します。

バックアップイメージを作成した仮想サーバ for SAPは、システムが正常に動作しなくなった場合などに、バックアップイメージから仮想サーバ for SAPを作成して、復元することができます。

ヒント: アプリケーションのアップデートなどにより、一時的にシステムの状態を保持する場合はスナップショット機能を使用してください。バックアップイメージは、長期間の定期的なシステム保持のためにバックアップが必要な場合に使用することを推奨します。
注: 本機能は東日本リージョン1/西日本リージョン2だけ提供しています。

バックアップイメージの作成

作成済み仮想サーバ for SAPから、以下の項目を指定してバックアップイメージを作成します。

表 1. バックアップイメージ作成 設定可能な項目一覧
項目 説明 必須
名前

バックアップイメージの名前を指定する。指定可能な文字については以下の仕様とする

  • 半角英数字、"_"で構成された32文字以内で入力する
  • 先頭は半角英字を使用する
  • プロジェクト内で一意とする
タイプ 「backup」を指定する
仮想サーバ for SAPのリソースID バックアップイメージを作成する対象の仮想サーバ for SAPのリソースIDを指定する
コメント

バックアップイメージに設定するコメント文字列を指定する。指定可能な文字については以下の仕様とする

  • %(パーセント)、¥(円記号)、"(ダブルクォーテーション)、および改行文字以外の日本語、半角文字で指定する
  • 1~96文字以内で入力する
 
ディスク システムディスクだけバックアップするか、データディスクもすべてバックアップするかを指定する  
注:
  • バックアップイメージを作成する対象の仮想サーバ for SAPは、起動実績のあるものを指定してください。
  • バックアップイメージを作成する際、対象の仮想サーバ for SAPは事前に停止してください。

バックアップイメージによる仮想サーバの再作成

仮想サーバ for SAPが正常に動作しなくなった場合などは、バックアップイメージから仮想サーバ for SAPを再作成してください。以下の項目を指定して、仮想サーバ for SAPを再作成します。

注:
  • バックアップイメージから仮想サーバ for SAPを再作成した場合、再作成した仮想サーバ for SAPはバックアップ作成元とは別の仮想サーバになります。OS提供サービスの料金がバックアップ作成元とは別になりますので、注意してください。
  • バックアップイメージから仮想サーバ for SAPを再作成する場合、再作成前にバックアップイメージ作成元の仮想サーバ for SAPは削除してください。仮想サーバ for SAPは作成直後は「停止」状態となっています。必要に応じて、仮想サーバ for SAPを起動してください。
表 2. バックアップイメージから仮想サーバ for SAPの再作成 設定可能な項目一覧
項目 説明 必須
サーバ名

仮想サーバ for SAPの名称を指定する。指定可能な文字については以下の仕様とする

  • 半角英数字、"-"、"_"、"."で構成する
  • 1文字以上64文字以内で入力する
  • 先頭は半角英数字を使用する
作成方法 「restore」を指定する
ディスク システムディスクだけ作成するか、データディスクもすべて作成するかを指定する  

作成済みバックアップイメージの削除

不要になったバックアップイメージは、名称を指定して削除します。