仮想サーバ for SAP環境の準備

対象リージョン:東日本第1、西日本第2

仮想サーバ for SAPの運用を開始するには、既存の仮想リソース環境と接続するための準備が必要です。

仮想サーバ for SAPを作成する前に、以下の準備をします。

環境の有効化

仮想サーバ for SAPを利用したいプロジェクトに対して、環境を有効化します。

表 1. 環境の有効化 設定可能な項目一覧
項目 説明 必須
プロジェクトID 既存のプロジェクトIDを指定する
アベイラビリティゾーン名

環境を有効化するアベイラビリティゾーン名を指定する

省略した場合は、すべてのアベイラビリティゾーン名が設定されます。

 
注: 同一プロジェクトに対して、有効化または無効化を同時に行わないでください。

仮想ネットワークの構築

仮想サーバ for SAPの環境を既存の仮想リソース環境と接続するため、以下の仮想ネットワーク資源を作成します。

  • 仮想ルータ
  • 仮想ネットワークと、その仮想ネットワークに属するサブネット

    重要:

    仮想サーバ for SAP環境用に作成するサブネットは、以下の条件を満たす必要があります。

    • 通常の仮想サーバが接続されていない
    • サブネット名がプレフィックス"fcx_subnet-w:"で始まる文字列となっている
    • ネットワークアドレスとして指定するCIDR範囲 > IPアドレス範囲の指定(後述するネットワークリソース利用範囲を確保する)


ネットワークリソースの作成

仮想サーバ for SAP環境用に作成したサブネットを割当て、ネットワークリソースを作成します。



ログイン用仮想サーバの用意

仮想サーバ for SAP環境用に作成したサブネットへネットワークリソースを割り当てると、同一サブネット上に通常の仮想サーバを作成することはできません。そのため、以下に示すように別のネットワークおよびサブネットを用意し、仮想ルータで接続します。