専有仮想サーバ

対象リージョン:東日本第1/第2、西日本第1/第2

契約番号(ドメイン)単位で専用の物理ホストプールを確保し、仮想サーバを専有して配備する機能を提供します。

確保した物理ホスト上には、ほかのお客様の仮想サーバは配備されません。そのため、コンプライアンスやライセンス管理の理由などで、物理的にほかのお客様と分離された環境(シングルテナント)が必要なケースに利用できます。
注: ストレージ、ネットワークは共用です。専有できません。


提供機能

仮想サーバの作成時に、確保した物理ホストプールに配備するオプションを提供します。作成した専有仮想サーバは、通常の仮想サーバと同様にプロジェクト単位で管理します。

注:
  • 物理ホストプール内の特定の物理ホストを指定して、配備することはできません。
  • 契約番号内においては、すべてのプロジェクト間で物理ホストプールを共用します。

作成済みの専有仮想サーバに対しては、通常の仮想サーバと同等のコンピュート機能を提供します。

  • コンピュート

    • 専有仮想サーバ

      • 専有仮想サーバの作成/削除
      • プロビジョニングスクリプト機能
      • 専有仮想サーバのスケールアップ、スケールダウン
      • 専有仮想サーバの起動/停止
      • 専有仮想サーバの解放/復元
      • 専有仮想サーバの再起動
      • サーバグループ機能

        注: Anti-Affinityポリシーは使用できません。
      • ブロックストレージのアタッチ/デタッチ
      • ポートの接続/接続解除
      • キーペア管理機能
      • コンソールログ参照
      • リモートコンソール機能
    • OS提供サービス
    • ソフトウェアサポートサービス
    • オートスケール
    • イメージ
    • 仮想サーバインポート
    • 仮想サーバエクスポート

共用となるストレージ、ネットワークも通常の仮想サーバと同等の機能が利用できます。

  • ストレージ
  • ネットワーク

専有仮想サーバ 提供サーバタイプ

専有仮想サーバで提供する仮想サーバタイプは、通常の仮想サーバと同等です。

タイプ名 仮想CPU数 メモリ(GB)
スタンダードCPU ハイスピードCPU
P-1 P2-1 1 0.5
T-1 T2-1 1 1
C-1 C2-1 1 2
C-2 C2-2 2 4
C-4 C2-4 4 8
C-8 C2-8 8 16
C-16 C2-16 16 32
S-1 S2-1 1 4
S-2 S2-2 2 8
S-4 S2-4 4 16
S-8 S2-8 8 32
S-16 S2-16 16 64
M-1 M2-1 1 8
M-2 M2-2 2 16
M-4 M2-4 4 32
M-8 M2-8 8 64
M-16 M2-16 16 128
XM-4 XM2-4 4 128
LM-1 LM2-1 1 16
LM-2 LM2-2 2 32
LM-4 LM2-4 4 64
LM-8 LM2-8 8 128
L-12 L2-12 12 128
L-24 L2-24 24 128

物理ホストプールメニュー

物理ホスト1台につき、以下のリソース量を使用できます。

仮想CPU数 40
メモリ 250GB

専有仮想サーバのタイプを確認して、配備可能な専有仮想サーバ数を見積ります。

物理ホストプールメニューは、基本セットと追加サーバの2つがあります。

  • 基本セット「2台構成」

    フェイルオーバ用ホストを含んだ物理ホストプールを、お客様専用の仮想サーバの配備先として確保し提供します。専有仮想サーバを稼働させるアベイラビリティゾーン単位で、基本セット1つの申請が必要です。

  • 追加サーバ

    システムの需要増などの理由から、稼働可能な専有仮想サーバのキャパシティを増やしたい場合に利用します。利用中の基本セットと同一のプール内に物理ホストを増設し、提供します。

図: 物理ホストプールメニューの利用イメージ


利用方法

図: 専有仮想サーバ 利用開始~利用停止までの流れ


注意事項

  • 専有仮想サーバを配備できる物理ホストプールは、契約番号(ドメイン)で1つです。
  • 物理ホストは専有されますが、配備される専有仮想サーバの性能向上効果は見込めません。
  • 物理ホストはほかのお客様と分離されますがネットワークは共有されるため、セキュリティ的に分離することを保証するものではありません。通常の仮想サーバと同様にセキュリティグループおよびファイアーウォール機能を使用して、セキュリティを確保してください。