仮想サーバのリモートコンソール機能

対象リージョン:全リージョン

仮想サーバにSSHまたはRDPでリモートログインできないなどのトラブル調査のため、仮想サーバのコンソールに接続する機能を提供します。ブラウザを使用して、コンソールに接続します。

始める前に

以下の条件で動作します。

  • 対応OS

    以下のOSにリモートコンソール接続が可能です。

    Windows, RedHat Enterprise Linux, CentOS, Rocky Linux, Ubuntu, RedHat OpenShift Container Platform

  • 対応ブラウザ

    以下の Webブラウザの最新安定版が利用できます。

    • Chrome
    • Firefox
    • Firefox ESR
  • 暗号スイート

    リモートコンソール接続がサポートするSSLプロトコル、SSL暗号スイートについては、「リモートコンソール機能がサポートする暗号スイート一覧」を参照してください。

  • キーボード設定

    仮想サーバのリモートコンソール機能では、以下の条件で正常なキー入力ができるように設定されています。

    項目 内容
    仮想サーバのOSのキーボード設定 英語(us, 101/102キーなど)
    クライアント環境のキーボード 英語配列キーボード

    そのため、上記以外の環境では、キーボード配列が異なることにより、一部のキーが入力できない場合があります。例えば、仮想サーバのOSのキーボード設定が英語で、お客様側クライアント環境で日本語キーボード(JISキーボード)をご利用の場合、下図に示すキー設定になります。

    図: 仮想サーバのOSのキーボード設定が英語、クライアント環境のキーボードが日本語キーボード(JISキーボード)の場合のキー設定


  • パスワード設定

    コンソール接続時には、ユーザ・パスワード方式を使用してログインするため、パスワードを設定しておいてください。

  • 通信方式

    WebSocket (wss) による通信です。WebSocket通信を許可してください。

このタスクについて

仮想サーバの状態によっては、コンソール接続ができない場合があります。また、IaaSの運用保守により、リモートコンソールが切断される場合があります。

SAP向けサービス(仮想サーバ for SAP, 専有仮想サーバ for SAP)では、リモートコンソール機能を利用することはできません。

  • 仮想サーバのコンソール接続用URLについて
    • コンソール接続用URLの有効期限は10分です。
    • 東日本第1/第2、西日本第1/第2リージョンの場合、コンソール接続用URLは一度利用すると再利用できません。再度コンソールに接続する場合は、コンソール接続用URLを再取得してください。
  • 仮想サーバのコンソール接続について

    • 東日本第1/第2、西日本第1/第2リージョンの場合

      • コンソール接続の最大時間は30分です。常時コンソール接続をするような運用はできません。
      • 1つの仮想サーバに同時に複数のコンソール接続を行うことはできません。
      • 契約番号ごと、アベイラビリティゾーンあたり同時に5接続まで可能です。
    • 東日本第3/西日本第3リージョンの場合

      • コンソール接続の最大時間はありません。ただし、アイドル状態が10分間続くと切断されます。

手順

  1. 対象の仮想サーバを指定して、コンソール接続用URLを取得します。
    仮想サーバのコンソールに接続してOSにログインするには、あらかじめパスワードを使用したログインを設定しておいてください。
  2. 取得したコンソール接続用URLをブラウザに入力して、仮想サーバにコンソール接続します。
    図: 仮想サーバへのコンソール接続