エクスポートの実行

対象リージョン:全リージョン

仮想サーバのイメージをエクスポートします。エクスポートを実行すると、エクスポートIDが発行されます。

注:
  • エクスポートできるイメージはユーザーが登録したイメージだけです。
  • 1つのイメージを同一のオブジェクトストレージに複数は保存できません。
  • イメージ名と同じ名前のイメージファイル(分割されたイメージファイルを含む)が出力先のオブジェクトストレージに存在する場合、エクスポートできません。
  • 必要に応じてエクスポートの中止を実施できます。

    • エクスポートはエクスポート処理が未完了の場合に中止できます。
    • エクスポートの中止は複数同時に実施できません。
    • エクスポートの中止処理は取り消せません。

実行手順

以下の手順に従って、エクスポートを実行します。

  • 東日本第3/西日本第3リージョン以外の場合、または東日本第3/西日本第3リージョンでオブジェクトストレージ[Swift互換]を利用する場合
    1. トークンの取得

      利用者管理サービスのAPIを実行してトークンを取得します。

      認証トークンのスコープにドメインは指定できません。

    2. 変数の設定
      # OBJECTSTORAGE=<オブジェクトストレージのAPIエンドポイント>
      # IMPORT_EXPORT=<仮想サーバインポート/仮想サーバエクスポートのAPIエンドポイント>
      # TOKEN=<取得したトークン>
      # PROJECT_ID=<プロジェクトID>
      # CONTAINER=<エクスポート先のコンテナ名>
    3. コンテナの作成
      • 東日本リージョン3/西日本リージョン3のオブジェクトストレージのコンテナを作成する場合
        # curl -i -H "X-Auth-Token: ${TOKEN}" ${OBJECTSTORAGE}/v2/AUTH_${PROJECT_ID}/${CONTAINER} -X PUT
      • 東日本リージョン3/西日本リージョン3以外のオブジェクトストレージのコンテナを作成する場合

        # curl -i -H "X-Auth-Token: ${TOKEN}" ${OBJECTSTORAGE}/v1/AUTH_${PROJECT_ID}/${CONTAINER} -X PUT
    4. パラメータファイルの準備

      以下の内容をparam.jsonとして保存します。

      {
          "image_id": <作成したイメージのID>,
          "storage_container": <エクスポート先のオブジェクトストレージのURLのパス>
      }

      <エクスポート先のオブジェクトストレージのURLのパス>は、以下の形式で指定します。

      • エクスポート先のオブジェクトストレージが東日本リージョン3/西日本リージョン3の場合
        "/v2/AUTH_<プロジェクトID>/<コンテナ名>"
      • エクスポート先のオブジェクトストレージが東日本リージョン3/西日本リージョン3以外の場合

        "/v1/AUTH_<プロジェクトID>/<コンテナ名>"
    5. 仮想サーバのイメージのエクスポート

      仮想サーバのイメージのエクスポートAPIを実行します。

      # curl -X POST -H "X-Auth-Token: ${TOKEN}" -H "Content-Type: application/json" ${IMPORT_EXPORT}/v1/regionmigrationexport -d @param.json
    6. エクスポートIDの取得

      エクスポートIDが発行されます。

      {"export_id":"112615fa-e687-4b31-abb3-107f7a14e8a6"}
  • 東日本第3/西日本第3リージョン以外の場合でイメージの格納先にオブジェクトストレージ[S3互換]サービスを利用する場合
    1. オブジェクトストレージ[S3互換]利用の準備

      オブジェクトストレージ[S3互換]サービスを利用する場合、事前にテナントなどを作成する必要があります。

      事前に必要な作業については「オブジェクトストレージ[S3互換]利用の準備」と同じです。作成済みのリソース(テナントなど)を利用する場合は新しいリソースを作成する必要はありません。

    2. バケットの作成

      イメージ格納用のバケットを作成します。

      バケットの作成手順は「イメージの転送(オブジェクトストレージ[S3互換])」と同じです。すでに仮想サーバインポート/エクスポートサービスがアクセスできるバケットがある場合は、そのバケットを利用することもできます。

    3. 仮想サーバのイメージのエクスポート

      仮想サーバのイメージのエクスポートAPIを実行します。

      リクエストボディには以下の内容を設定します。

      {
          "image_id": <作成したイメージのID>,
          "s3_storage_bucket": <エクスポート先のオブジェクトストレージのURLのパス>
      }

      <エクスポート先のオブジェクトストレージのURLのパス>は、以下の形式で指定します。

      "/<バケット名>"
    4. エクスポートIDの取得

      エクスポートIDが発行されます。

      {"export_id":"112615fa-e687-4b31-abb3-107f7a14e8a6"}