サーバグループ機能 [東日本第1/第2、西日本第1/第2]

対象リージョン:東日本第1/第2、西日本第1/第2

サーバグループとは、複数の仮想サーバに対してポリシーを設定する機能です。

サーバグループは、仮想サーバの作成時にだけ登録することができます。登録するサーバグループは仮想サーバの作成前に作成してください。

サーバグループに設定できるポリシーは以下のとおりです。

  • Affinity

    Affinityポリシーのサーバグループに登録された仮想サーバ群は、同一の物理ホスト上で起動されます。

    同一サーバグループ内の仮想サーバ間の通信速度は、Anti-Affinityが設定されている場合に比べて高速です。

  • Anti-Affinity

    Anti-Affinityポリシーのサーバグループに登録された仮想サーバ群は、別々の物理ホスト上で起動されます。

    同一サーバグループ内の仮想サーバ間の通信速度は、Affinityが設定されている場合に比べて低速ですが、一部の物理ホストがダウンしても影響を受けにくいポリシーです。

注:
  • 作成済みの仮想サーバに対するサーバグループの登録および変更はできません。ポリシーの異なるサーバグループへの登録および変更は、対象の仮想サーバのスナップショットを利用した再作成時に可能です。
  • Anti-Affinityを設定しても、オートフェイルオーバ発生時およびオートスケール時には、仮想サーバは同じアベイラビリティゾーンに配備されます。
図: サーバグループ機能の動作イメージ


注:

サーバグループ機能はその動作を保証するものではないため、IaaSの利用状況によっては、以下のようなエラーが発生する場合があります。

  • Affinityを指定した場合に、同一物理ホスト上で仮想サーバが起動できる空きがないと、エラーとなります。
  • Anti-Affinityを指定した場合に、別の物理ホスト上に仮想サーバを起動できる空きがないと、エラーとなります。
  • Anti-Affinityを指定している複数の仮想サーバに対して同時に復元した場合、同一物理ホスト上に仮想サーバが配備されることがあります。

    同一サーバグループの仮想サーバに対して復元する場合は1台ずつ実施してください。1台目の仮想サーバの復元が完了し起動状態(ACTIVE)になったことを確認してから、次のサーバを復元してください。

クラウドデザインパターン・実装サンプル集

対象リージョン:東日本第1/東日本第2、西日本第1/西日本第2

Anti-Affinity パターン