サーバグループ機能 [東日本第3/西日本第3]

対象リージョン:東日本第3/西日本第3

サーバグループとは、複数の仮想サーバに対してポリシーを設定する機能です。

サーバグループは、仮想サーバの作成時にだけ登録することができます。登録するサーバグループは仮想サーバの作成前に作成してください。

サーバグループに設定できるポリシーは以下のとおりです。

  • Soft-Affinity

    Soft-Affinityポリシーのサーバグループに登録された仮想サーバ群は、原則同一の物理ホスト上で起動されます。

    同一サーバグループ内の仮想サーバ間の通信速度は、Anti-Affinityが設定されている場合に比べて高速です。

  • Anti-Affinity

    Anti-Affinityポリシーのサーバグループに登録された仮想サーバ群は、別々の物理ホスト上で起動されます。

    同一サーバグループ内の仮想サーバ間の通信速度は、Soft-Affinityが設定されている場合に比べて低速ですが、一部の物理ホストがダウンしても影響を受けにくいポリシーです。

注:
  • 作成済みの仮想サーバに対するサーバグループの登録および変更はできません。ポリシーの異なるサーバグループへの登録および変更は、対象の仮想サーバのスナップショットを利用した再作成時に可能です。
図: サーバグループ機能の動作イメージ


注:

サーバグループ機能はその動作を保証するものではないため、IaaSの利用状況によっては、以下のようなエラーが発生する場合があります。

  • Soft-Affinityを指定した場合に、同一物理ホスト上で仮想サーバが起動できる空きがないと、異なる物理ホスト上で起動されます
  • Soft-Affinityを指定している複数の仮想サーバが異なる物理ホスト上に配備された場合、仮想サーバを解放・復元することで、本来の同一物理ホスト上に再配備される可能性があります。
  • Anti-Affinityを指定した場合に、別の物理ホスト上に仮想サーバを起動できる空きがないと、エラーとなります。
  • Anti-Affinityを指定している複数の仮想サーバに対して同時に復元した場合、同一物理ホスト上に仮想サーバが配備されることがあります。

    同一サーバグループの仮想サーバに対して復元する場合は1台ずつ実施してください。1台目の仮想サーバの復元が完了し起動状態(ACTIVE)になったことを確認してから、次のサーバを復元してください。

クラウドデザインパターン・実装サンプル集

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Anti-Affinity パターン