仮想ルータ機能

外部ネットワークと内部ネットワーク、またはネットワーク同士を接続するための仮想ルータ機能を提供します。

ネットワークと仮想ルータの関係を、以下の図に示します。

図: 外部ネットワーク、内部ネットワーク、および仮想ルータの関係

仮想ルータの作成

以下の項目を指定して、仮想ルータを作成します。

警告: 仮想ルータの作成時に外部ネットワークを指定しないでください。インターネットへ通信できなくなります。外部ネットワークは仮想ルータを作成したあとで、仮想ルータの情報変更機能を使用して指定してください。
表 1. 仮想ルータ設定項目一覧
項目 説明 必須
仮想ルータ名 仮想ルータを識別する名称を指定する  
アベイラビリティゾーン名 仮想ルータを作成するアベイラビリティゾーンを指定する。省略した場合は、デフォルトのアベイラビリティゾーンに作成される  

仮想ルータの情報変更

既存の仮想ルータに対し、設定情報を変更します。仮想ルータを外部ネットワークに接続するには、本機能で外部ネットワークを設定します。

表 2. 仮想ルータ情報変更 設定可能項目一覧
項目 説明 必須
仮想ルータ名 変更したい名称を指定する  
外部ネットワークID

外部ネットワークのIDを指定する

ヒント: 本IDはサブネット一覧から確認できます。
 

仮想ルータとネットワークの接続管理

既存の仮想ルータに対し、新たにサブネットを追加接続する場合は、以下の操作をします。

  1. 追加接続したいサブネットにポートを作成します。
  2. 作成したポートを仮想ルータにインターフェースとして追加します。
ヒント: 同じ仮想ルータに接続されたサブネット同士が仮想ルータ経由で通信できるよう、自動的にルーティングテーブルが設定されます。
重要: 仮想ルータを多段に構成した場合は正常に通信できるよう、ユーザーが仮想ルータにルーティングテーブルを設定します。

仮想ルータの削除

不要になった仮想ルータを削除します。

重要: 仮想ルータにサブネットが接続されている場合、仮想ルータは削除できません。事前にすべてのサブネットとの接続を解除しておく必要があります。

NAT機能

仮想ルータでは以下のNAT機能が使用できます。

  • SNAT

    ネットワークから外部ネットワークに向けての通信。SNATに使う送信元グローバルIPアドレスは、外部ネットワークに接続している仮想ルータごとに固有です。他プロジェクトの仮想ルータと共有されることはありません。

    SNAT機能は、外部ネットワークに接続された仮想ルータのサブネットのリソースからの通信だけ有効です。なお、東日本第2、UK、フィンランド、ドイツ、スペイン、USリージョンについては2階層以上の内部仮想ルータのサブネットのリソースからの通信も可能です。

    注:
    • FUJITSU Cloud Service for OSSのIaaSサービス以外で管理されたIPアドレス(例えば、プライベート接続で接続された顧客のオンプレミスのネットワークのIPアドレス)に対するSNATはサポート対象外となります。
    • 上記の、対象外となるアドレスからの、IaaSの仮想ルータを経由して外部のインターネットへの通信が必要な場合は、ProxyまたはNATの機能を持たせた仮想サーバをプロジェクトに設置し、そこでアドレスの変換を行うことが必要です。
  • DNAT

    外部ネットワークからネットワークに向けての通信

    リソースのポートにグローバルIPアドレスを割り当てた場合は、そのグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを相互にアドレス変換します。

プロジェクト間ネットワーク接続機能

同一の契約番号(ドメイン)内の異なるプロジェクト間で、仮想ルータを経由してネットワークを接続します。以下のとおり、接続先とする他プロジェクトに存在するポートの情報を、自プロジェクトの仮想ルータに設定します。

表 3. プロジェクト間ネットワーク接続 設定可能項目一覧
項目 説明 必須
ポートID 仮想ルータと異なるプロジェクトに存在するポートのIDを指定する
注: プロジェクト間ネットワーク接続機能では、異なるアベイラビリティゾーンに存在するプロジェクト間の接続はできません。異なるアベイラビリティゾーンのプロジェクト間ネットワーク接続を行いたい場合は、本機能ではなく、インターネット経由で行ってください。

プロジェクト間ネットワーク接続の解除

すでに仮想ルータに接続済みのポート(他プロジェクトに属する)情報を削除し、プロジェクト間ネットワーク接続を切断します。

表 4. プロジェクト間ネットワーク接続の解除 設定可能項目一覧
項目 説明 必須
ポートID プロジェクト間ネットワーク接続を切断する対象のポートIDを指定する