Heatテンプレートとは

Heatを利用するには、YAML形式で記述されたテキストベースのテンプレートが必要になります。このテンプレートは一般的にはHOT(Heat Orchestration Template)と呼ばれますが、本資料では便宜的にHeatテンプレートと呼びます。

YAMLは構造化されたデータを表現するためのフォーマットであり、YAML形式で記述するHeatテンプレートは、「Heat テンプレート書式」にて紹介する書式にもとづいて、セクションごとにリソースやパラメータなどを記述し、システム構成全体(もしくは一部)を定義します。

可読性が高いYAMLで表現することにより、システム構成を容易に管理・修正することができます。

また、テキストベースのため、再利用しやすいことも特徴の一つです。

Heatテンプレートに記述された内容に従い、IaaS上に各種リソースが作成されます。このリソース群のことを「スタック」と呼びます。

Heatテンプレートはスタックの定義・作成および管理を行うためのテキストベースのテンプレートです。