FUJITSU Cloud Service K5
IaaS 設計・構築ガイド(デザインパターン・実装サンプル集)

スモールスタート


要求事項

DNSの付け替えで仮想サーバ1台からスケールアウトするパターンです。

  • 最初は小規模で業務を始め、後から拡大したい



対応するK5デザインパターン概要

K5では、配備済の仮想サーバから仮想サーバイメージを作成することが可能です。
また、可用性向上と性能向上のための負荷分散機能として、ロードバランサーサービスを提供しています。
この2つを組み合わせることで、仮想サーバ1台からスケールアウトによる業務拡大にも対応可能なWebサービスを構築することができます。



構造 (イメージ図)

■仮想サーバ1台
  • 配備済の仮想サーバからサーバ複製用の仮想サーバイメージを作成する構成例です。

■仮想サーバのスケールアウト
  • 外部からの通信をロードバランサーによって仮想サーバに振り分ける構成例です。
  • DNSの付け替えで、仮想サーバ1台(VM1)からロードバランサーを経由したスケールアウト構成(VM2/VM3)に切り替えた場合の例です。



実装サンプル

1.配備済の仮想サーバから新規に仮想サーバを作成(クローニング)
・実装手順は クローニング(サーバの複製)パターン を参照してください。

2.ロードバランサーを設定
外部負荷分散構成を参照してください。
内部負荷分散構成を参照してください。

3.DNSを設定
IaaS機能説明書>ネットワーク>DNSサービス を参照してください。
IaaS サービスポータルユーザーズガイド>DNS を参照してください。



メリット・効果

DNSを利用した場合のメリット・効果は以下の通りです。
・DNSの付け替えで、仮想サーバ1台からスケールアウトへ容易に変更可能



注意事項

クローニング(サーバの複製)パターン の注意事項を参照してください。



その他

なし



関連資料

  • FUJITSU Cloud Service K5 マニュアル
    http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/k5/document/
    • サービスご紹介資料
    • IaaS 機能説明書
    • IaaS サービスポータルユーザーズガイド
    • IaaS APIユーザーズガイド
    • IaaS APIリファレンスマニュアル
    • IaaS HEATテンプレート解説書

(2018年2月検証)