アラームとは

対象リージョン:東日本第1/第2、西日本第1/第2

アラームというオブジェクトを作成することにより、リソースの監視項目またはカスタムメーターに関して、指定したしきい値に対するサンプルの統計値を評価し、評価結果に応じたアクション(メール送信やオートスケールなど)を自動実行できます。監視項目、しきい値条件、実行するアクションをまとめて、アラームとして扱います。

作成されたアラームは、以下の項目で指定された範囲内のサンプルを対象として定期的に評価を行い、評価結果に応じて状態遷移します。アラームの状態変化を実行契機(トリガ)とするアクションを設定することにより、メール送信やオートスケールなどを自動実行できます。全アラームの評価は同時に行われます。

  • アラームの単位評価期間 (秒)

    アラームの評価時点から過去にさかのぼり、ここで指定した間隔で、登録されたサンプルの統計値を評価します。

    注:

    設定値は、サンプルの登録間隔よりも大きな値を指定してください。指定した値がサンプルの登録間隔以下の場合は、サンプルがアラームの評価期間に含まれず、アラームの状態がINSUFFICIENT_DATAに遷移します。サンプルの登録間隔は監視項目により異なります。

    監視項目ごとのサンプルの登録間隔は、付録の監視項目一覧 [東日本第1/第2、西日本第1/第2]を参照してください。

  • アラームの評価期間数

    アラームの評価時に、「アラームの単位評価期間」ごとに、指定した回数分だけアラームを評価します。

アラームの評価(サンプルの統計値としきい値の比較)は、監視サービスにおいて定義された固定の間隔(60秒)ごとに行われます。

アラームの評価例

アラームで指定した監視項目のサンプルが10分間隔で登録される場合を例として、アラームの評価について説明します。

図: アラームの評価例

上図の通り、アラームの単位評価期間が1200(秒)、アラームの評価期間が2として設定された場合、60秒ごとに次のとおり評価します。

  • アラームの単位評価期間の1200秒だけ過去にさかのぼり、その期間に登録されている2個のサンプルの統計値(平均値など)を評価します。
  • アラームの単位評価期間の2回分をそれぞれ評価します。