オートスケールスケジューラー機能

対象リージョン:全リージョン

日時を指定して、スケールアウトの実行を制御する機能です。業務の繁忙期など事前に予測できる負荷増大には、このスケジュール処理機能を使用してスケールアウト運用を自動化します。

本機能では、REST APIを指定時刻に実行する処理を提供します。

ヒント: 繁忙期だけ仮想サーバの台数を増強したい場合、REST APIとしてスケーリングポリシーを制御することで台数を増やした運用ができます。

スケジュール処理の登録

以下の項目を設定して、スケジュール処理を登録します。

表 1. スケジュール処理設定項目一覧
項目 説明 必須
スケジュール名

1~64文字、半角英数字が使用可能

リージョン内の全プロジェクトで一意である必要があります。

HTTPメソッド 実行するREST APIのHTTPメソッドを指定する。POSTメソッドだけ指定可能
URL

スケジュール処理の対象となるシグナルのURLを指定する

シグナルのURLは以下の書式です。

http://<orchestration APIエンドポイント>/v1/<プロジェクトID>/stacks/<スタック名>/<スタックID>/resources/<スケーリングポリシー名>/signal
実行日時

REST APIを実行する日時を指定する

実行日時の書式は、以下のようにcronコマンドに準拠した5つのフィールドで指定します。(各フィールドの間は半角スペース区切り)

分 時 日 月 曜日
プロジェクトID スケジュール処理を実行するプロジェクトIDを指定する
表 2. 各フィールドの意味と設定可能な値
フィールド 設定可能な値

0~59、*を指定した場合は毎分

注: 東日本第3、西日本第3リージョンでは、分の単位を指定した場合は 00に置き換えられます。
0~23、*を指定した場合は毎時
1~31、*を指定した場合は毎日

1~12またはjan~dec、*を指定した場合は毎月

曜日

0~7(0と7は日曜日)またはsun~sat、*を指定した場合はすべての曜日

ヒント: 0=日曜、1=月曜、2=火曜、3=水曜、4=木曜、5=金曜、6=土曜、7=日曜

東日本第1/第2、西日本第1/第2リージョンの場合、スケジュールの実行を委譲するユーザー、受託ユーザー(orchestrationユーザー)、プロジェクトID、およびロール(設計・開発者ロール)が一致する有効なトラストトークンが存在することを確認してください。

有効なトラストトークンは、以下の手順で確認できます。

  1. トラストトークンの参照(一覧)

    APIリファレンス(Management Administration編)の「トラストの参照(一覧)」を実行するとトラストの一覧が得られるので、以下の条件に合致するトラストトークンが存在することを確認します。

    表 3. トラストトークンの存在確認条件
    項目
    trustor_user_id 委譲するユーザーのuuid
    expires_at null
    trustee_user_id 1f708e1376784e529a7b09eb5ff1a5fc
    project_id スタックが存在するプロジェクトのuuid
  2. トラストトークンのロール確認

    手順1で得た以下の項目を利用してAPIリファレンス(Management Administration編)の「トラストのロールの参照」を実行し、トラストに設計・開発者ロールがあるかを確認します。

    表 4. トラストトークンのロール確認条件
    項目
    trust_id 上記で条件に合致したトラストトークンのuuid
    role_id 0739580a550d4a0f9c78f45a9f038c05

スケジュール処理の削除

すでに登録済みのスケジュール処理を削除します。