ブロックストレージ(iSCSI)

対象リージョン:東日本第3/西日本第3

ベアメタルサーバからiSCSI接続可能な性能確保型のブロックストレージを提供します。ブロックストレージ(iSCSI)の利用手順については、「ブロックストレージ(iSCSI)の利用手順(RHEL/CentOS)」、または「ブロックストレージ(iSCSI)の利用手順(ESXi)」を参照してください。

スナップショット領域を指定してブロックストレージ(iSCSI)を作成した場合、ブロックストレージ(iSCSI)に保存されたデータに対して、スナップショットを実施できます。故障や不具合など、万一の事態に備えてシステムの可用性を確保できます。

  • 同じプロジェクト内に複数のブロックストレージ(iSCSI)を作成できます。

    ブロックストレージ(iSCSI)では以下の機能を提供します。

    ブロックストレージ(iSCSI)では以下の性能タイプを提供します。

    性能タイプはストレージ装置としての性能を確保するものです。利用時の性能は、接続したベアメタルサーバの動作状況やFJcloud-Oのネットワーク利用状況により変化します。

    表 1. 提供するブロックストレージ(iSCSI)の性能タイプ
    タイプ名 ストレージサイズ1GBあたりの性能 用途

    IOPS

    スループット

    low 1 IOPS/GB 16 KBps/GB コストを重視するお客様向け
    medium 2 IOPS/GB 32 KBps/GB コストと性能の両方を重視するお客様向け
    high 4 IOPS/GB 64 KBps/GB 性能を重視するお客様向け
    ヒント:
    • IO性能は以下の条件下での値です。

      Blocksize: 16KB / Random Read: 60% / Random Write: 40%

      I/Oのブロックサイズが16KBより小さい場合はIOPSが確保され、大きい場合にはスループットが確保されます。

    • IOPSのチューニングパラメーターとして、MTU値(パケットの最大伝送ユニット)があります。

      MTU値の設定が必要な箇所は以下のとおりです。

      Red Hat Enterpriseの場合:OS

      VMware ESXiの場合:OS、仮想スイッチ、およびカーネルポート

  • ブロックストレージ(iSCSI)は不要になった時点でいつでも削除できます。
    ヒント: ブロックストレージ(iSCSI)を削除すると、ブロックストレージ(iSCSI)に紐付くスナップショット領域も削除されます。
注:
  • ベアメタルサーバとブロックストレージ(iSCSI)は同じサブネットに接続してください。

  • 同じプロジェクト内で重複したIPアドレスは使用できません。
  • 同じサブネット内に同じ名前のブロックストレージ(iSCSI)は作成できません。

  • 作成したブロックストレージ(iSCSI)やスナップショット領域のサイズは変更はできません。

  • 作成したブロックストレージ(iSCSI)の性能タイプは変更できません。

  • ベアメタルサーバ(イニシエーター)が接続中に接続許可を解除した場合、強制的に切断されます。

  • ストレージ関連の操作(スナップショットやスナップショットスケジュールを含む)は、ステータスが「COMPLETE」と表示された時点で完了しますが、情報表示、一覧表示に反映されるまでに最大5分かかります。
ヒント:
  • 設定項目については、設定項目を参照してください。
  • 制限値については、制限値を参照してください。

処理状況の確認

ブロックストレージ(iSCSI)やスナップショットに関する処理状況を確認できます。

表 2. 処理状況の詳細情報の一覧
項目
ジョブID 実行した処理のID
処理内容

以下のどれかが表示されます。

  • ブロックストレージ(iSCSI)の作成/削除/更新/参照/一覧表示
  • スナップショットの作成/削除/復元/参照/一覧表示
ステータス

以下のステータスが表示されます。

  • EXECUTING:実行中
  • COMPLETED:実行完了
  • FAILED:実行エラー
日時 APIリクエストを受け付けた日時