バケット
対象リージョン:東日本第3/西日本第3
バケットは、オブジェクトを格納するための入れ物です。また、バケットにバケットポリシー(アクセス権や実行権限)を設定することで、バケットとオブジェクトへの操作を制限できます。
提供機能
機能 | 説明 | |
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バケットの作成 |
バケット名を指定してバケットを作成します。 バケットは1テナント当たり最大1,000個まで作成できます。 リージョン内ですでに使用されているバケット名は指定できません。 バケット名がすでに使用されている場合は、バケット作成時に以下のヘッダーが返却されます。 HTTP/1.1 409 Conflict 注: バケットを作成するにはRoot Access権限をもつグループに属しているユーザーで実行する必要があります。
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バケットの削除 |
指定したバケットを削除します。 バケットにオブジェクトが残っている場合は削除できません。 |
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バケットの管理 | バケットポリシーの設定 |
バケットポリシーは、バケットとバケット内のオブジェクトに対して適用されます。 バケットポリシーを設定することで、バケットとバケット内のオブジェクトに対するユーザーの操作を制御できます。 バケットポリシーについてはポリシー設定を参照してください。 |
CORSの設定 |
バケットにCORS(Cross-Origin Resource Sharing)を設定することでクロスオリジン要求を処理できるようにします。 CORSの設定はXML形式で指定する必要があります。 ヒント:
CORSとは、あるドメインのクライアントWebアプリケーションが別のドメインのリソースにアクセスできるようにするセキュリティ機能です。 例えば、Imagesバケットに画像データを格納するとします。Imagesバケットに対してCORSを設定することで、そのバケット内の画像をWebサイト(http://www.example.com)に表示できます。 注: CORSを設定するにはRoot Access権限をもつグループに属しているユーザーで実行する必要があります。
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バージョン管理の設定 |
バケット内のオブジェクトに対してバージョン管理を有効にします。 バージョン管理を有効にすると、意図しない上書きや削除からオブジェクトを保護できます。 |
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マルチパートのリスト | 進行中のマルチパートアップロードリストを取得します。 | |
タグ情報の付与 |
指定したバケットにタグを追加します。 |
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タグ情報の削除 |
指定したバケットのタグを削除します。 ヒント: タグが設定されていないバケットに対してタグの削除を実行すると、正常終了と同様にHTTP 204が返却されます。
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バケットの作成例
アクセスキー・シークレットキーの払い出しで払い出されたキーを使用してバケットを作成します。
以下は、署名付きURLを利用してテナント(<TEST-TENANT>)内にバケット(<TEST-BUCKET>)を作成する例です。署名付きURLについては署名情報を参照してください。
[root]# curl -v -X PUT https://objectstorage-s.jp-east-3.cloud.global.fujitsu.com/<TEST-BUCKET>?<署名付きURL>
テナントの作成~オブジェクトのアップロードまでの主な流れ
テナントの作成 > グループの作成 > ユーザーの作成 > グループにユーザーを所属 > アクセスキー・シークレットキーの払い出し > バケットの作成 > オブジェクトのアップロードまたはオブジェクトを分割してアップロード