テナント
対象リージョン:東日本第3/西日本第3
テナントを作成することで、ユーザーやグループを作成・管理できます。また、テナントごとにストレージの使用量を設定できます。
提供機能
機能 | 説明 |
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テナントの作成 |
テナントを作成します。作成されたテナントはオブジェクトストレージ [S3互換]全体において一意です。 ユーザー、グループ、バケットの作成には、テナントが必要です。 テナントを作成すると、テナントの管理者として「root」ユーザーが自動的に作成されます。 クォータサイズを指定すると、使用可能なストレージ容量の上限を設定できます。実際にストレージの領域は確保されません。 クォータサイズは、ギガバイト単位で指定します。なお、クォータサイズに「null」を指定すると、ディスク使用量が無制限に設定されます。省略した場合も同様です。 |
テナントの削除 |
指定したテナントを削除します。 テナント内にバケットやオブジェクトが残っている場合は、テナントを削除できません。テナント内のデータをすべて削除したあと、テナントを削除してください。 |
テナント情報の変更 |
指定したテナントの情報(テナント名またはクォータサイズ)を変更します。 クォータサイズを指定すると、使用可能なストレージ容量の上限を設定できます。実際にストレージの領域は確保されません。 クォータサイズは、ギガバイト単位で指定します。なお、クォータサイズに「null」を指定すると、ディスク使用量が無制限に設定されます。省略した場合も同様です。 注: 格納されているオブジェクトよりクォータサイズを小さく設定した場合、それ以降はオブジェクトを格納できなくなります。なお、設定変更によって格納されているオブジェクトが削除されることはありません。
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テナント情報の取得 |
指定したテナントの情報を取得します。 |
テナント情報一覧の取得 |
作成したテナントの一覧を取得します。 テナントが一つも存在しない場合は空のレスポンスボディが返却されます。 |
テナントの作成例
テナント(<TEST-TENANT>)を作成し、テナント識別子を取得します。<トークンID>には事前に払い出されたトークンを指定します。
[root]# curl https://objectstorage-s.jp-east-3.cloud.global.fujitsu.com/v2/admin/accounts -X POST -H "X-Auth-Token:<トークンID>" -d '{ name:<TEST-TENANT> }'
テナントの作成~オブジェクトのアップロードまでの主な流れ
テナントの作成 > グループの作成 > ユーザーの作成 > グループにユーザーを所属 > アクセスキー・シークレットキーの払い出し > バケットの作成 > オブジェクトのアップロードまたはオブジェクトを分割してアップロード